このブログでは、ここ最近 WordPress の PHP バージョンアップについての記事をいくつか書いてきました。サーバー会社から「古い PHP のサポートが終わります」と案内が来て、上げなきゃいけないのは分かっているけれど、サイトが真っ白になるのが怖くて後回しにしている。そんなご相談を、実際の仕事でもよくいただきます。
そこで、運営しているウェブコントロールで、PHP バージョンアップまで込みの WordPress 保守サービス「WP+PHPおまかせ保守」を始めました。今回はそのお知らせです。
特に今年は、PHP 8.2 のセキュリティサポートが 2026年12月31日で終わります。7.4 や 8.0・8.1 のまま動いているサイトは、すでにセキュリティ修正が届かない状態です。年末に向けて一度見直したい方は、ぜひ読んでみてください。
なぜ「PHPバージョンアップ込み」にしたのか
WordPress の保守サービスはたくさんありますが、よく見ると「本体とプラグインの更新」「バックアップ」までが月額に入っていて、PHP のバージョンアップは別料金になっていることが多いです。
ただ、実際にサイトが動かなくなる原因として一番やっかいなのは、この PHP の切り替えです。プラグインを最新にしたくても「新しい PHP が必要です」と言われて更新できない。PHP を上げたくても、古いプラグインや自作テーマが新しい PHP で動かない。結果として、どちらも止まったまま何年も放置されている、というサイトを何度も見てきました。
本体・プラグイン・PHP はセットで面倒を見ないと、結局どこかで詰まります。なので、このサービスでは全プランに PHP バージョンアップの作業を含めました。サポート期限を管理して、期限が切れる前に「対応状況の確認 → バックアップ → 検証環境での確認 → 切り替え → 動作確認」までをまとめて行います。問題があれば、すぐ元のバージョンに戻します。
作業の考え方は、以前書いたWordPressのPHPバージョンを安全に上げる手順の内容がベースになっています。自分でやりたい方は、そちらを参考にしてください。
サービス内容
月額の保守でお引き受けする作業は次のとおりです。
- PHPバージョンアップ:サポート期限の管理と、確認・検証・切り替え・動作確認まで(全プラン込み)
- 毎日バックアップ:ファイルとデータベースを毎日自動で保存(30日分)
- WordPress本体の更新:マイナーアップデートは自動、メジャーアップデートは検証してから本番へ
- プラグイン・テーマの更新:月1回、検証環境で確認してから一括で更新
- セキュリティ対策:ログインURLの変更、不正ログイン対策、マルウェアチェック
- サポート:メール・Chatwork・オンライン会議でのご相談
ポイントは、本番にいきなり当てないことです。プラグインの更新も PHP の切り替えも、本番と同じ構成の検証環境で先に試してから反映します。「更新ボタンを押したら崩れた」を防ぐための一手間を、こちらで引き受けるイメージです。
料金プラン
プランは3つです。どのプランも PHP バージョンアップ込みで、最低契約期間はなく、1ヶ月から使えます。年払いにすると10%OFFになります。
| プラン | こんなサイトに | 月払い | 年払い(月あたり) |
|---|---|---|---|
| ライト | 小規模・更新頻度が低いサイト | 12,800円 (税込14,080円) | 11,520円 (税込12,672円) |
| スタンダード | 一般的な企業サイト・採用サイト | 24,800円 (税込27,280円) | 22,320円 (税込24,552円) |
| プレミアム | 会員サイト・高い品質が必要なサイト | 42,800円 (税込47,080円) | 38,520円 (税込42,372円) |
プランごとの違いは、主に「相談できる回数」と「軽微な修正の時間」です。
- ライト:更新・PHPバージョンアップ・バックアップ・セキュリティプラグイン導入・月次レポート。ご相談は月1回まで
- スタンダード:ライトの内容に加えて、マルウェアの簡易チェック、ご相談月3回、軽微な修正を月30分まで
- プレミアム:スタンダードの内容に加えて、ご相談無制限、軽微な修正を月60分まで、緊急時の一次調査・復旧(平日営業時間内)、改善提案付きの月次レポート
料金について補足
- WordPress 5系以前、または PHP 8.0 未満のサイトは、最初に初期作業費が別途かかります
- PHP の切り替えに合わせてプラグインやテーマの改修が必要な場合は、別途お見積りです
- 対象はレンタルサーバー上の WordPress です(VPS などは個別にご相談ください)
- 複数サイトをご契約いただく場合、2サイト目から月額を10%引きにしています
その他の条件は、サービスページの料金欄にまとめています。
PHPバージョンアップだけの単発対応もあります
「普段の更新は自分でできるので、PHP の切り替えだけお願いしたい」という方向けに、保守契約なしの単発対応も用意しました。1サイト49,800円〜(税込54,780円〜)です。
対象は WordPress 6系以降のサイトで、プラグインやテーマの改修が必要な場合は別途お見積りになります。PHP は今後もサポート期限が順番にやってくるので、2回目以降も見据えるなら、月額プランのほうが結果的にお得になることが多いです。
これまでの対応例
サービスとして始める前から、PHP バージョンアップのご依頼はいくつも対応してきました。多いのは、開発が終わったプラグインがあるせいで、WordPress も PHP も上げられなくなっているパターンです。
- 開発終了のプラグインを、同じ機能を持つ別のプラグインに差し替えて、PHP 7.4 から 8.5 へ
- WordPress 4.9 のまま止まっていたサイトで、古いプラグインを外して必要な機能だけをコードで書き直し、PHP 8.3 へ
後者の作業の流れは、WordPress 4.9・PHP 7.4のサイトをPHP 8.3へ更新した手順で詳しく書いています。古いサイトでも、順番に原因を潰していけばちゃんと最新の環境に持っていけます。
こんな方におすすめです
自社サイトをお持ちの企業さんはもちろん、制作会社さんからのご依頼も歓迎しています。
- 管理画面に「PHP の更新が必要です」と出ているが、手を付けられていない
- プラグインの更新ボタンを押すのが怖い
- 制作会社と連絡が取れず、相談先がない(他社が作ったサイトも引き継げます)
- 制作会社だけれど、納品後の保守まで手が回らない(再販も歓迎です)
改修やリニューアルも同じ窓口で相談できるので、「保守を頼んだついでに、ここも直したい」という相談にもそのまま対応できます。
まとめ
- 「WP+PHPおまかせ保守」は、全プランに PHP バージョンアップが込みの WordPress 保守サービスです
- 月額11,520円(税込12,672円・年払い)から。最低契約期間なしで、1ヶ月から使えます
- 更新はすべて検証環境で確認してから本番に反映します
- PHP バージョンアップだけの単発対応(49,800円〜)もあります
PHP 8.2 のサポート終了まで、もう2ヶ月ほどです。「うちのサイト、いま PHP いくつだっけ?」というバージョン確認だけでも大丈夫なので、気になる方はサービスページの無料相談からお気軽にどうぞ。
